今日も雑に踊る。

なんでも書く雑記ブログだよ

もしもはまらびさんが桃太郎だったら【中編】

前回のあらすじ:

ある日、おじいさんとおばあさんは

川で拾ってきた桃から生まれた

妖精だと言いはるピンク色のうさぎのような生き物に

はまらびさんだって言ってるのにもかかわらず

桃太郎と名付け、結構な養育費をかけて

それはそれは大切に育てた。

桃太郎は素直にすくすく育ち、

2人はまるでわが子のようにかわいがったが

桃太郎が鬼退治に行くと言い出し、

心配になりつつも急に、

桃太郎にかけた養育費を

取り戻さなきゃ損するという損得勘定と、

桃太郎が鬼退治してくれたら

わしらヒーローいぇーいという名誉を

手に入れられるかもしれないという欲が沸き

鬼退治に送り出したのであった。わはは。

 

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桃太郎と名付けられたはまらびさん(以下:桃)

「むっかし~むっかし~うらしまは~

あそーれ(´ω`)

たっすけたカメに~つ~れられて~

あ、よいしょ~(´ω`)」

 

 

桃太郎は気分がいいのか

歌を歌いながらてくてくと歩いていきます。

 

 

 

「鬼ヶ島っておねいさんいるかな~(´ω`)」

 

 

 

そんなことを考えながら歩いていくと

大事なことに気が付きました。

 

 

 

 

桃「あ、たいへん~

 

 

 

 

 

 

鬼ヶ島ってどこ~(´ω`)」

 

 

 

 

 

桃「・・・。(´ω`)」

 

 

 

 

 

桃「・・・とりあえずおなかすいたから

きびだんごきびだんご~

焼きそばはデザート~(´ω`)わはは」

 

 

 

 

 

 

と、困りながらもきびだんごをもぐもぐしていると

二足歩行の堂々たる風格で

闊歩してきた犬が話しかけてきました。

 

 

 

 

犬「お前この辺じゃ見慣れない顔だな」

 

 

 

 

桃「あ、僕~?僕は桃太郎だよ~

これから鬼退治に行くんだ~

えっへん~(´ω`)

鬼さんたち退治して村のみんなの食料とか、

お酒とか取り返して、

おねいさんに褒めてもらうの~(´ω`)」

 

 

犬「鬼退治だと?

やめとけお前みたいな

頭でっかちですっぽんぽんの

無防備じゃ無理だ。

ま、まぁお前が持ってるその焼きそばを

一口くれたら

鬼退治手伝ってやってもいいけど。」

 

 

 

 

桃「頭でっかちとは失礼な~

これでも最近小顔矯正してすこしシャープになったんだよ~(´ω`)

特にここのラインとかいい感じでしょ~

(´ω`)えへへ」

 

 

 

 

犬「いいから手伝ってやるから焼きそばくれ」

 

 

 

 

桃「おなかがすいてるんだね~(´ω`)」

 

 

 

犬「・・・・。もう1週間も焼きそば食べてないんです。

ソース味が恋しいんです。助けてください。」

 

 

 

桃「君も焼きそばが好きなんだね~。

じゃあ一口あげるよ~(´ω`)

僕のおばあさんが

作った焼きそばはとてもおいしいんだよ~

(´ω`)えへへ」

 

 

 

 

犬「かたじけない。・・・・もしゃもしゃ。

うめぇ、うめぇよ焼きそば!

ソース最高!!

この恩は忘れねぇ!

俺も鬼退治手伝わせてくれ。」

 

 

桃「焼きそば好きに悪い犬はいないねぇ~。

ありがとう~

いっしょにいこ~(´ω`)」

 

 

 

こうして二足歩行の犬が仲間になりました。

 

 

 

 

1匹と1体でテクテク歩いていると

前から今度は二足歩行の眼鏡をかけたインテリっぽい猿がスマートないでたちで歩いてきました。

 

 

 

 

猿「おやこんにちは。犬さん。

お隣にいる方は新しいお友達ですか?

うさぎであるようにお見受けしますが」

 

 

桃「僕うさぎじゃないよ~

妖精だよ~(´ω`)んもぅ。

桃太郎っていうの~

よろしくね~(´ω`)わはは」

 

 

 

 

犬「おぉ、猿じゃねぇか。

コイツが鬼退治行くっていうんだけど

暇ならお前も行こうぜ。」

 

 

 

 

猿「これはこれは失礼しました桃太郎さん。

わたくし猿と申します。

鬼退治なんてまた物騒なこと

しにいくんですね。

わたくしはあまりそういうのは得意ではないのでお断り・・・

 

 

 

(・・・いやまてよ、

鬼退治に参加して鬼を倒せば私もヒーローになれる。

実際は二人に任せるけど、ついていくだけついていってみようか)

 

 

いや、鬼の生態については非常に興味深いものがありますので

私もぜひお供させてください。

あと焼きそばください。」

 

 

桃「君も焼きそば好きなんだねぇ。

僕たち焼きそばトリオだね~(´ω`)わはは」 

 

 

こうしてインテリっぽい猿が仲間になりました。

 

 

 

猿も仲間になり、焼きそば談義をしながら

2匹と1体でテクテク歩いていると

目の前になよなよした

いかにもオネエのような

風貌のキジが前から飛んできました。

 

 

 

猿「おや、キジさんではないですか。

お店の方の調子はいかがですか?」

 

 

 

キジ(以下:キ)

「あら~猿さんと犬さんじゃないの~。

一緒なんて珍しいわね。

最近いらっしゃらなくてさみしいわ。

ところでお隣のうさぎさんは最近こちらに引っ越してきた方?」

 

 

 

桃「どこをどうみたらうさぎなの~(´ω`)

僕は妖精なんだってば~」

 

 

犬「こいつ桃太郎っていうんだ。

これから俺たち鬼退治に行くんだけど、

キジも行くか?」

 

 

キ「まぁ、桃太郎ちゃんね。

よろしくぅ~キジで~す。

鬼退治なんて非力な私じゃ役に立たないわよ~。

こわいからやめとくわ。お店も開けなきゃいけないしね」

 

 

猿「そうですか、それは残念ですね。

あなたのその鋭いくちばしと美しい羽根で

イケメンな鬼たちを虜にして円満に解決ができるかと思ったのですが」

 

 

キ「あら~猿さんたら。

今度サービスしちゃうわよ。

そこまで言うなら行こうかしら。うふふ」

 

 

桃「わぁ(´ω`)

みんなで行けば鬼退治もらくしょ~だね~

終わったらみんなで

焼きそばパーティしようね~(´ω`)わはは。」

 

キ「桃太郎ちゃん、

鬼退治が終わったら

腕によりをかけて

美味しい焼きそばをたくさん

作ってあげるわね」

 

 

桃「キジさんありがとう~」

 

 

 

犬「やきそば食べ放題~!」

猿「(地位と名誉が私の手に)」

キ「イケメン鬼♪」

桃「おねいさん~わはは」

 

 

こうして、キジが仲間になり、

どう考えても勝てそうにない

2匹と1体と1羽で鬼ヶ島へむかうことになったのでした。

 

 続くかも〜

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