もしもはまらびさんが桃太郎だったら【後編】
これまでのあらすじ:
ある日、おじいさんとおばあさんが
川で拾ってきた桃から生まれた
妖精だと言いはる生き物に
はまらびさんだっつってんのに
桃太郎と名付けて育てた。
すくすく育った桃太郎が
突然鬼退治に行くと言い出し、
きびだんごと焼きそばをもって
旅に出る。
道中、ソース味大好きな犬と
インテリっぽい見た目の猿と
オネエのキジに出会い
彼らとともに鬼退治を目指すんだけども、
どうひいき目にみても勝てる気がしません。
さてどうなるのでしょうか。わはは。
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桃「がんだ~ら、がんだ~~ら
ぜいせ~い わずいん い~んでぃあ
あそーれ(´ω`)」
犬「お前ずいぶんしぶい歌うたってんな。」
桃「なんかこのフレーズが頭から離れないの~
あ、この現象なんていうか知ってる?
ディラン効果っていうんだよ~(´ω`)わはは」
キジ「あら桃ちゃんしぶ~い!
しかも博識~。
今度お店に来てね。
カラオケ置いてあるわよ。
サービスするわよ。」
桃「かわいいおねいさんがいるなら
いくよ~(´ω`)」
猿「みなさんこれから戦いを挑むというのに
まったく能天気ですね。
鬼ヶ島もうすぐですよ。」
犬「腹減ったよ~、
ソース~、ソース味が恋しいよ~
おっかさーん。」
そうこうしているうちに
目の前に鬼の形をした山がででんとそびえたつ
島が見えました。
桃「あれが鬼ヶ島だね~(´ω`)」
猿「あからさますぎるビジュアルの山ですね」
犬「向こうへ行くにはこの海を渡るのか。」
キジ「私は飛べるからいいけど
あなたたちは船が必要ね。」
桃「いかだをつくろう~(´ω`)」
ということで、
海を渡るため2匹と1体と1羽は
そのへんにある木を集めて
なんとも貧相ないかだを作りました。
桃「よ~し、しゅっぱつ~(´ω`)わはは。」
どんぶらこ~どんぶらこ~
どんぶらこ~どんぶらこ~
桃「ついた~(´ω`)」
キ「意外とあっさり着いたわね。」
桃「鬼さん成敗してくれる~(´ω`)わはは」
猿「ところでなんの作戦も立てずに
ここまで来ましたが、
なんかこう作戦会議とかした方が
いいんじゃないですか。」
桃「そうだね~作戦作戦~
(´ω`)みんなしゅ~ご~」
ひそひそ。
ひそひそ。
桃「作戦会議しゅ~りょ~
さぁいくよ~(´ω`)」
犬「雑!!」
桃太郎たちの作戦は以下の通り
まず気づかれないように鬼たちに近づく
↓
キジがおとりになって
鬼たちの気をそらしている間に
犬が鬼たちの飲み物に
光の速さで
いい鬼になる薬を投入。
↓
鬼たち何も知らずに飲み物飲む。
↓
いい鬼になる。
↓
Win!!
桃「みんなで仲良し~(´ω`)
いっけんらくちゃく~」
キ「なんだかいけそうな気がするわ!」
犬「いや、全然いける気がしねーよ。
てかそんな薬あったのかよ」
桃「ほらほら~作戦開始だよ~(´ω`)
まずは気づかれないように鬼たちに近づこう~」
-そのころ鬼たちはー
青鬼(以下:青)
「さっき海みてたらよ、
なんか動物っぽいのがわちゃわちゃしながら
こっちに向かってきてたんだがなんだろうな」
赤鬼(以下:赤)「ちょっと捕まえて来いよ。
食っちまおうぜ!」
青「おっけー!」
桃太郎たちはすでに存在を知られていたのであった。WAO!
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桃「あ、みて~鬼みっけ~(´ω`)」
犬「薬の効き目本当にあるのかよ」
桃「だいじょぶだいじょぶ~(´ω`)
キジさんお願いね~。」
犬「ってか桃太郎と猿なんもしねーのかよ」
猿「私たちは指揮をとる重要な役割ですよ。
ねぇ、桃太郎さん」
桃「はい、これが薬だよ~
犬さんよろしくね~(´ω`)」
キ「さぁ行くわよ~」
バサバサ
キ「私の華麗な低空飛行~をごらんなさい~ほほほ。」
キジは鬼の目に留まるように
低空飛行で飛んでいきました。
青「おい、赤鬼!なんか飛んできたぞ」
赤「お、エサが飛んできた。よし捕まえろ」
バサバサ~
青鬼と赤鬼はキジにまんまと
気を取られ捕まえようと
あっち行ったりこっち行ったり
でかいずうたいで動き回ります。
桃「さぁ、犬さんの出番だよ~(´ω`)」
犬「うぇーしょうがねぇ。
行くか!わんわん!!」
桃「あ、犬さん〜
叫んだら気づかれちゃうから
わんわん言っちゃダメ~(´ω`)」
青「ん?おい、お前そこで何してる!!」
犬「しまった!!ばれちまった!!
キャンキャン!!」
桃「だから言ったのに~(´ω`)
こうなったら僕が~」
桃太郎は飛び回るキジと
走り回る犬に気を取られてる
鬼たちに見つからないように
瞬間移動で鬼たちの飲み物に
薬を入れました。
桃「さぁみんな撤収~(´ω`)」
キ、犬、猿「瞬間移動できるのかよっ!」
桃「だって僕妖精だもの~(´ω`)わはは」
こうして一目散に
貧相ないかだまで戻り、
とっとと鬼ヶ島を後にしました。
犬「鬼から逃げ回るのに必死で
結末もわからねぇし、
お宝もないまんま戻ってきちまったな」
猿「まぁ、とりあえずしばらく様子見て
食料奪いに来なければ薬飲んでいい鬼になったってことで」
キ「つまり私たちの勝ちで私たちは
鬼から村人を守った英雄ってことね。」
桃「勝った~勝った~(´ω`)
みんな無事に帰ってこれたんだから
ええじゃないかええじゃないか~。
わはは」
キ「そのとおりね。
さ、焼きそばパーティしましょ!」
犬「つーか瞬間移動とかできんなら
最初っからそれ使った方がよかったんじゃ・・・」
桃「わ~い(´ω`)
焼きそば焼きそば~(´ω`)わはは」
猿「なんだか中途半端でしたが
久しぶりにワクワクしましたよ。わはは」
犬「お前笑い方が桃太郎に似てきたな。わはは」
キ「あなたもよ、犬さん。」
こうして、2匹と1体と1羽は
鬼退治できたんだかできてないんだか
わからないまま焼きそばパーティをして
解散したのですが、
その後、鬼も村人の食料を奪いに来ることはなかったみたいなので、無事に鬼はいい鬼になったようです。
めでたしめでたし?
犬「後編のやっつけ感半端ないな」
キ「ここだけの話、
いいオチが思いつかなかったみたいよ」
猿「無計画で書くからこういうことになるといういい例ですね。
みなさんお疲れ様でした。」
桃「鬼ヶ島で僕と一緒に鬼退治~
もう続かないよ~(´ω`)わはは。
読んでくれてありがとう~(´ω`)」